2018.12.05
サロン・ド・ラン新聞H30 12月号

早いもので今年もあと残りわずかとなりました。

今月は「コレステロール」についてのおはなしです。

最近の検診では特定検診、いわゆる「メタボ検診」があるので、コレステロール値がやや厳しめ。

通常の検査ならば問題ない数値でも「メタボ検診」時では「要指導」になることもしばしば。

「コレステロール」自体は身体に必要な物質なので、けっして悪者扱いすべき物質ではありません。

「コレステロール」は人間の全身の細胞膜の形成や性ホルモン、副腎皮質ホルモン、胆汁酸などを作る材料。

また、ビタミン類を代謝する役割もあるので、人間の身体にとって重要な物質なのです。

そして、「コレステロール」は食事などで摂取する量よりも体内で生成されるほうが多いのです。

1日に必要な量の約8割が肝臓などの体内で作られており、食物から摂取するコレステロールは約2割。

コレステロールにはLDLコレステロール(悪玉コレステロール)とHDLコレステロール(善玉コレステロール)が

ありますが、それぞれ役割があります。

 ・LDLコレステロール:

コレステロールを体内に供給する役割がありますが増加しすぎると血管に溜まって動脈硬化などの原因に。

また中性脂肪が増えるとLDLコレステロールが増える原因となります。

・HDLコレステロール:

体内に蓄積されたコレステロールを排出する役割があります。

 

ですから、コレステロールに気を付けると同時に中性脂肪にも気を付ける食生活、

肝臓に負担をかけない食生活や生活習慣が大事ですね。

出来れば、和食を中心に摂るのが良いのではないかと思います。

また、油の種類を理解して上手に摂取することがだいじです。

バター、ラードなどの飽和脂肪酸はLDLコレステロールを増やすので、

オリーブ油、ごま油、EPA、DHA、えごま油などの不飽和脂肪酸を使うのがお勧めです。

食物繊維にはコレステロールや脂肪分を腸内で包み込んで体外へ排出する

働きがありますからこちらも積極的に摂取したいでね。

おからやゴボウ、海藻類など和食の定番メニューです。

年末に向けて和食よりも洋食メニューが増える時期でもありますが、

身体のために良い食生活、生活習慣をしていきたいですね。

それでは、皆様楽しいクリスマス&よいお年をお迎えください。


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